1953-03-01 第15回国会 衆議院 予算委員会 第32号
どういうような相違かと申しますと、二十七年度においては厖大なリザーヴ資金を持つておつたのであります。しかも多くのリザーヴ資金を持ちながら、なおかつ六百億円の受取り超過の予算でございます。ところが、このたびの政府提出の二十八年度予算は、リザーヴ資金が皆無であるのみならず、さらに政府資金の散布超過千五百億円に上つておるのであります。
どういうような相違かと申しますと、二十七年度においては厖大なリザーヴ資金を持つておつたのであります。しかも多くのリザーヴ資金を持ちながら、なおかつ六百億円の受取り超過の予算でございます。ところが、このたびの政府提出の二十八年度予算は、リザーヴ資金が皆無であるのみならず、さらに政府資金の散布超過千五百億円に上つておるのであります。
この内政費の内容につきましても弱つておる農村を、乏しい衰えた中小企業、サラリーマン、あらゆる乏しき日本の国民生活の実態に対して殆んどそれらしき潤いと温情をかけずして、独善的な一方的な政策に終始せんとして莫大な剰余金を獲得し、莫大なるリザーヴ資金を獲得して何に使わんとするのか、将来起らんとする行政協定、賠償、債務の支拂、これらに対する不安というものが刻々迫る感が深いのでありまして、誠に国全体、国民全体
そういたしますとこの二千億以上のリザーヴ資金の温存という目途と、そうしてこの明年度の予算というものは密接不可分の問題がある。
そうすると今回の、特に安保條約の中核をなす行政協定というものは、議会における政府当局の説明は、まだ具体的な交渉には入つておらないのだ、從つて行政協定の結果から生ずる経済関係、財政関係については或いは予測しない問題が起つて来るかもわからん、ところが政府は今回相当のいろいろの含みでリザーヴ資金的なものの温存、予備措置をとつておることが窺われるのであります。
殊にここで特に安本長官にお聞きしたいのは、私はそう思うのでありますが、そこのお隣りにいらしつている池田大蔵大臣は、非常に財政収支の均衡をお計りになる、否、リザーヴ資金をたくさんお持ちになるということは、実に技術的に上手なかたであります。
次に、私が大蔵大臣にあなたのリザーヴ資金だという費目に食管特別会計百億円があります。この予算書を通覧いたしますと、食糧買入費という費目がございます。この機会に農林大臣をぜひ委員長に呼んでいただきたいのです。この食糧買入れの予算は、大体年間三千万石を買い入れるという標準によつて立てられております。ところが今度閣議決定その他いろいろながめてみますると、二千五百万石すらあぶない。
片方ではインヴエントリーその他かなりのリザーヴ資金を持ちながら、勤労者に対して、人事院勧告あるいは專売裁定を無視する予算になつておりますが、私はこの点に対して政府の所見を伺いたいと思います。
これが全部使えるようになれば、まことにわれわれとしては望むところでありますが、やはりこれは結果においてリザーヴ資金として相当残るのではないかと思われます。
これらはいずれも自然増収という形で国民経済面から吸い上げられ、財政上のリザーヴ資金として残る勘定になるのであります。而もこのうち国際通貨基金及び国際開発銀行加入のための出資金二百億円は全く未確定の債務でありまして、一体これが本年中に加入が許されるのかどうか、その額の計算はどうなつているかという点について、大蔵大臣にお見込を聞かして頂きたいのであります。